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事前準備†
パソコン環境の設定†
電子申請で使用するパソコンを用意する。
必要な条件は次の3点
- インターネットにアクセス可能なこと
- メールの受信ができること
- 管理者権限が使用できること
インターネットにアクセス可能†
普通にe-Govのホームページが閲覧できれば良い。
https://shinsei.e-gov.go.jp/
回線速度は速い方が便利ではある。
携帯電話(スマートフォン)等による無線でもよいが、アプリケーションのダウンロードなどデータ量の多い通信もある。
電波の状況により途切れたりする場合は、窓際など条件の良いところで使用する。
また、従量課金(使った分だけ追加費用が発生する)の場合は料金に注意する。
メールの受信ができる†
メールアドレスは、本人確認のアカウントになる。
アカウントにはいろいろ条件があるので別に説明する。
パソコンの条件としては、メールが受信できることである。
携帯電話やスマートフォンでメールが見れるだけでは不十分である。
アカウントとして使用する予定のメールアドレスのメールを使用するパソコンで受信できればよい。
管理者権限が使用できる†
アプリケーションのインストール時に管理者権限が必要になる。
企業等では、一般ユーザには権限が付与されていないことも多い。
その場合はアプリケーションのインストール時に一時的に権限を付与してもらうか、管理者にインストールしてもらうことになる。
パソコンと利用者†
パソコンと利用者について少し補足する。
パソコンの台数†
パソコンは何台必要か?については最低1台である。
では、2台(またはそれ以上)のパソコンで電子申請は利用できるか?については利用できる。
上記の条件を満たすならば、何台でもよい。
では、1台の時と複数台の時で何が変わるのか?
- 1台の時
特に注意する必要はない。
- 複数台の時
端末ごとに設定が必要にある。
アカウントは端末をまたいで共有されるため、払い出しやパスワード設定などは1度の操作でよい。
アプリケーションのインストールなどは端末ごとに必要なため、複数の端末それぞれで設定が必要となる。
利用者の人数†
1台のパソコンを何人で使用できるか?については解釈によって回答が異なる。
- e-Govのアカウントについて
e-Govでログインするときのアカウントと利用者について補足する。
- 1つのアカウントを複数(2人以上)で使用する場合
アカウントが1つなので誰が使用しても同じである。
例えば、総務担当で共用のメールアドレス(soumu@会社のメールアドレス)を複数の担当職員で使用することは問題ない。
- 複数のアカウントを割り当てられた各ユーザで使用する場合
それぞれのユーザが独立しているので問題なく使用できる。
例えば、労務担当が就業規則関連の手続きを、給与担当が年金関連の手続きを別々に行うことができる。
また、それぞれの担当に複数の職員がいて共有することも問題ない。
この説明は、逆の解釈も重要である。
複数のアカウントでは、基本的にデータを共有できない。
つまり、複数の担当者間でデータを共有するには、アカウントは同じであることが必要である。
この制約は大きな組織(会社等)では、厳しい制約事項になる。
パソコンのアカウントについて†
通常、パソコンの電源を入れたら、Windows等(MacOS)にログインして使用する。
この時のパソコンのログインユーザについて注意が必要になる。
- パソコン
- パソコンが専有(いわゆる一人1台の時)
個人ごとに貸し出されたパソコンを使用する場合は特に問題はない。
個人ではなくとも、担当として共有のログインユーザを使用している場合も同様に問題はない。
例えば、総務担当用にsoumuを複数の職員で使用しても1つのログインユーザであるため専有と同じで問題はない。
- パソコンが共用(複数のログインユーザで使用する時)
ログインユーザごとに設定が必要である。
設定には、パソコンに対する設定とログインユーザに対する設定の2種類がある。
どの設定項目がどちらになるのか?については、各企業等のネットワークやパソコンの設定により異なる。
これに起因するトラブルは、次の通り。
- 別のログインユーザの設定が漏れている
最初のログインユーザでは設定しているが、2番目以降のログインユーザで設定をしていない場合不具合が発生する。
- パソコンの設定が重複している
公式の手順がパソコンの手順とユーザの手順を区別していないために起きるトラブルである。
わかりやすい例では、アプリケーションのインストールを2回実施するものなどである。
設定項目と対象†
前述のとおりどの設定がパソコンかユーザか?は断定できないが概ね以下のとおりである。
- パソコンに対する設定
- プログラムのインストール
プログラムは端末ごとにインストールされる。
e-Govクライアントソフト
ICカードリーダ・ライターのソフト(ドライバー等)
認証局(電子署名)のソフト
- ログインユーザに対する設定
- ブラウザの設定
ブラウザの設定は通常ユーザ単位に必要である。
・ブラウザのポップアップブロック
・信頼済みサイト
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